ジャンプスクワットは速い方がいい?遅いほうがいい?
どういうジャンプスクワットをしてますか?
今回は、ジャンプスクワットについてのお話をします。
ジャンプスクワットは跳躍力を伸ばすための基礎的なトレーニング方法です。
ウエイトで負荷をかけない自重でも十分なトレーニングになります。
そんなジャンプスクワットを皆さんはどのくらいの速さでやっていますか?
ゆっくりと1回1回に時間をかけてやる方法もあれば、スピードを重視して、素早くやる方法もあります。
これってどっちが正しいやり方なのでしょうか?
今回はこの謎を解き明かしていきましょう!
2つのジャンプスクワットを比較
ブラジルのスポーツハイパフォーマンスセンターで、次のような実験が行われました。
・24人のサッカー選手(20歳以下)がランダムに速いジャンプスクワットをするグループと遅いジャンプスクワットをするグループに分けられました。
・その2つのグループの間でパフォーマンステストをしたところ、どちらもパフォーマンスが向上したがそれぞれのグループに特徴があらわれた。
・遅いジャンプスクワットをしたグループは1RM(1回やっとできるくらいの重さ)のレッグプレス(座って脚で押し込むマシン)、体重の50%-90%の重さを利用したジャンプスクワットで速い方よりも大きな成果が得られた。
・速いジャンプスクワットをしたグループは5m,10m,20mのスプリントスピードや体重の40%以下の重さを利用したジャンプスクワットで遅い方よりも大きな成果が得られた。
つまり、それぞれの速さに応じたパフォーマンスが向上したということです。
例えば、陸上競技で考えると、速い動きをする場面が多いので、それに応じてジャンプスクワットのスピードを変えたほうがいいということになります。
また、これはジャンプスクワットに限った話だけではなくあらゆるトレーニングに応用可能です。
是非頭にいれて、トレーニングに取り組んでください!