なぜ多田修平は負けたのか?

勝利は当然と思われたが
2018年9月8日、全日本インカレ100m決勝で波乱が起きました。
誰もが、優勝すると思っていた多田修平が負けたのです。
結果は以下の通りです。
参照:http://www.iuau.jp/ev2018/87ic/rel209.html
優勝は慶應義塾大学の永田選手でした。
今回はこの結果になった理由を解明していきましょう。
リアクションタイムの差
動画でスタートを見てみてください。
多田選手の得意のスタートが決まっていません。
数字でも、多田選手が0.139であるのに対して、永田選手は0.126です。
この差は大きいと思われます。
0.013秒の差が出ているので、同時にスタートしていたら、1位の永田選手は10.353になります。
逆に、永田選手の素晴らしいリアクションタイムによって負けてしまったと考えることもできます。
ボルトのリアクションタイムはちなみに0.146です。
また、後半焦って力が入りすぎていることもわかります。
得意のスタートで差を付けられなかったことによるものかもしれないです。
これは、今後、多田選手がもうワンステップ上に上がるための課題といえます。
スタートが得意な選手こそ、失敗した時に取り返せるように準備しておかなくてはなりませんね。
それにしても、永田選手は素晴らしい走りでした。
次回は永田選手について解説します!